A10ピストンsaとの遭遇

A10ピストンsaで再度オナニーしてしまった。

A10ピストンsaで再度オナニーしてしまった。
● 御陰様、と絹漉は頭を下げた。
この夜更けに、自分はまたもや自慰をしてしまいましたわ。
ベッドの上で、裸のまま仰向けになって天井を見上げている。胸元には脱ぎ捨てたブラウスがあり、下半身のスカートは床に落ちていた。そして股間からは白濁した体液が垂れており、それが自分の指で溢れさせたものだから、その汚れた手を握っている。……こんなことまでしてしまって。
何だか、馬鹿みたいですわね。
そう思うのだが、しかし、……これが恋というものなんですの? だとしたら、馬鹿みたいなものですわね。
だけど、そう思いながらでも、つい手を伸ばしてしまうような感情があるということなのだと思う。
だから、まあ、良いのだ。絹漉は思った。……私は今、幸せであると。
だから絹漉美図はこう言うことにした。
● 月明かりの下、寮の建物群から少し離れたところにある芝生の上に、彼女は立っていた。
一人の少女だった。背丈はそれほど高くなく、どちらかといえば小柄な方だろう。黒い長髪は腰より下にあり、今は風に揺れて踊っているようだ。
だが、彼女の顔立ちは、その黒髪を裏切るように白い。肌の色も透き通るように白く、それでいて唇だけが紅い。ただ、そんな白い面の中で、二つの瞳だけは赤く燃えていた。……あれは、怒りですわね。
彼女はそう思う。
彼女は芝の上に座り込み、立てた膝を抱え込むようにして腕の中に顔をうずめている。まるで何かに耐えるかのように。
そして彼女は、声を聞いた。……何故ですか?……どうしてあんなことをするのですか? 問い掛けているのは自分ではない。彼女の耳の奥、脳の中だ。そこに響く言葉の意味を考える前に、彼女は反射的に答えていた。……あの人は、私の全てを奪ったのです。
それは誰のことなのか。問うても意味は無い。彼女は知っているからだ。
そして彼女は、その言葉をもう一度聞いた。
● えーと、と荒楠神社の娘が言った。
彼女は畳敷きの部屋にいた。窓の外では満月が出ていて、室内を明るく照らしている。テーブルを挟んだ向こう側には、一人の男が座っていた。二十代後半くらいの男であり、眼鏡を掛けているが目付きが悪く、どこか不機嫌そうな表情をしている。
彼は口を開いた。
荒楠神社の神主であり、彼女の父でもある男だ。彼は言った。……どうにも困ったことになった。